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レーシックビジネスの崩壊: ③2013年の転換点─本田圭佑と三谷英弘

レーシックビジネスのXデーは2013年12月4日に訪れます。その日、消費者庁は記者会見を行い、レーシック手術を安易に受けないように注意喚起します。この消費者庁の「介入」はレーシック業者に甚大な被害を与えます。例えば、安心レーシックネットワーク代表を務める坪田一男医師が教授を務める慶應義塾大学病院眼科でレーシック手術を受ける人の数は2013年は112人だったのに、2014年には15人に減ります。1/7以下の減少です。

ただし、消費者庁が注意喚起する以前からレーシック手術を受ける人の数は徐々に減っていました。その一番の理由はレーシック業者のSEO対策がうまく機能し始めなくなってきたためです。レーシックはリスクのある手術であることを示す記事が検索上位に出てこないように徹底的なSEO対策が行われていましたが、そのSEO対策を担っていたのが品川近視クリニックです。

元ライブドア社員 「すみません、私の以前の勤め先もレーシックについてのサイトを運営していました。さすがに今はレーシックで検索しても上位には来なくなりましたが。」 「はい、品川です。私がレーシックを受けた東京近視も品川に吸収されましたね。品川には良い話はあまり聞かないです。レーシックサイトへの掲載以外にも有名人を起用したり広告費に莫大なお金を投入していますよね。」

レーシック業者にとってSEO対策は公共財です。個々のレーシッククリニックは自分のクリニックを宣伝するメリットはありますが、レーシックが安全であることを見せかけるためのSEO対策はほかのレーシッククリニックも恩恵を受けるため、どこも自分が宣伝費の負担を強いられることを嫌がります。これを非排除性と非競合性と言います。広告を出したクリニック以外のレーシッククリニックが「レーシック安全」広告の利益を受けないようにすることができず(非排除性)、また他のレーシッククリニックがその広告を利用しても何も減りません(非競合性)。しかし、その中で品川近視クリニックのみが圧倒的な集客力を誇っていたため膨大なカネをSEO対策に使います。レーシック業界全体が得をする宣伝広告でも、それを見た新顧客の3割から5割が「品川」に来ることが見込まれていたためです。そのため、品川がレーシックのSEO対策を担い、他のレーシッククリニックがそれに乗っ掛かるという構造が生まれます。レーシック眼科の多くは過度の商業主義の品川近視クリニックを忌み嫌っていましたが、実際には品川のSEO対策により2006以降、レーシック手術を受ける人のパイが急激に拡大したため、品川の「レーシック安全」広告を見た人たちの一部が自分の病院に流れ込み、どちらも得をするという状況が生まれます。しかし、レーシック業者のSEO対策の甲斐なく、2012年頃からレーシックに批判的な記事がインターネット内でちらほら見れるようになってきます。おそらくその一番の理由はグーグルがSEO会社のウェブ工作にうまく対抗できるようになってきたためかと思われます。そのため2013年を境にインターネットでレーシックを問題視する記事を見かける機会が増えてきます。2013年1月には、2008年にレーシック手術を受けた磯山さやかさんが角膜がひどく傷ついたため目が開けられなくなったことが報道され、週刊ダイヤモンドは3月11日号に品川近視クリニックに批判的な記事を掲載します。そして最も注目されたのが、サッカー日本代表の本田圭佑選手のレーシック失敗疑惑です。

目次

本田圭佑のレーシック失敗疑惑

2012年6月13日に日本に帰国した本田圭佑がSBC新宿近視クリニックでレーシック手術を受けたことが6月20日に東京ウォーカーで報道されます。

日本を代表するエースがさらなる力を得た。強靭なフィジカルと卓越したテクニックでゴールを決める本田選手だが、以前より視力の低下を実感。そこで6月中旬、SBCメディカルグループが展開する視力矯正専門院「新宿近視クリニック」にて、これまで興味を持っていたというレーシック施術を受け、視力の完全回復に成功した。
本田圭佑選手がレーシック手術で視力回復!両眼ともに0.4から2.0に

6月中旬ということなので帰国してすぐレーシック手術を受けたことになります。新宿近視クリニックはテレビCMでおなじみの湘南美容外科クリニック(SBC)系列のクリニックですが、本田圭佑を広告キャラクターに起用し、大々的な広告キャンペーンを立ち上げ、新宿駅には本田圭佑をアップした巨大広告看板を設置します。

この本田圭佑とSBC新宿近視クリニックのタイアップを仕掛けたのはエイベックスです。当時、本田はエイベックス・マネジメント株式会社にマネジメントを委託していましたが、週刊文春によると「当時、本田選手サイドは複数のクリニックに広告出演を打診していたようです。そのギャラは七千万円だったとも噂されています」。

SBC新宿近視クリニックは巨大広告を仕掛けて、南明奈の品川近視クリニック、ホリエモンの神戸神奈川アイクリニックに追撃しますが、これが裏目に出ます。本田圭佑の眼と顔の表情が変わり、サッカーも不振になったため、レーシック手術に失敗したのではないかという疑惑が生まれます。このうわさは2012年秋頃から2ちゃんねるで起きます。

関連画像
「ホリエモン 神戸神奈川アイクリニック」の画像検索結果

345:名無しさん@恐縮です:2012/11/15(木) 01:44:35.28 ID:k6dcjryI0
今日初めて、本田を外していいと思ったね。
レーシックしてから調子が落ちまくってるぞ。
目つきも悪くなった。
 
レーシックの副作用はこれからが本番。
もう本田に期待しないほうがいいぞ。

682:名無しさん@恐縮です:2012/11/15(木) 02:23:36.44 ID:EFSmL6d60
>>606
一理あるかもしれんね
本田はバテてるだけかと思ってあまり気にしてなかったけど、
もしレーシックの副作用で劣化、っていう読みが当たってたらまずいかもな

760:名無しさん@恐縮です:2012/11/15(木) 02:33:31.29 ID:k6dcjryI0
>>682
反応しているが体がついてこれない、というならバテテいるで処理できるが。
ボールが周ってきても反応をしてないんだよ。


本田の視野が狭くなっていることに、なぜみんな気づかない?
他の選手も本田の異変に気づいてあまりパスをださなかった。

パスカットの多さ、足元のドタバタ、
俺は本田は遠近感を失っている印象をもったね。

険しい目つき、眉間のしわをみて、
本田は目をだめにした、動体視力を失ったと思ったね。

849:名無しさん@恐縮です:2012/11/15(木) 02:56:00.97 ID:k6dcjryI0
レーシックで本田はダメになったことがわかったね。
単純に見える見えないの話ではないの。

目の前の物を取りづらかったり、階段を踏み外すとかね。
今日の本田のボールへのアプローチはそれと同じだったね。

騒動が起こるきっかけとなったのが2013年3月25日にNHKで放映された『プロフェッショナル仕事の流儀 特別編』です。この番組に出演した本田の目の感じが明らかにおかしかったためです。NHK放映の翌日には「本田圭佑がレーシック難民化? 目の感じがおかしいと話題に」という記事がまとめサイトに登場します。そして週刊文春が4月11号に「W杯予選欠場 本田圭佑に「レーシック手術失敗」疑惑」という記事を掲載します。

「やめるタイミングはいつでもあるし、今でもある」 三月二十五日に放送された『プロフェッショナル仕事の流儀 特別編』(NHK)の番組の申で本田圭佑(CSKAモスクワ)はインタビューに対してこうコメントした。所属チームでも日本代表でも欠場が続いている現状に対する悲壮な決意を吐露したその言葉。しかし、それ以上に注目を集めたのが本田の異様すぎる表情だった・・・・・

本田のことをよく知るJリーグ関係者が語る。「インタビューを受けている本田は普通じゃない表情をしていました。右目は瞳孔が開いたかのように見開いており、逆に左目は沈んだように光が薄い。眼力が売りだった彼の精彩のない表情に驚きました」


三月二十六日に行われたブラジルワールドカップアジア最終予選のヨルダン戦では、日本代表は格下相手にまさかの敗戦。コンディション不良のため代表未招集となっていた本田不在の穴が、改めて浮き彫りになった。「同じ二十六日、本田がモスクワから極秘帰国していたことが判明したのです。彼の所属するロシアリーグはシーズン真っ最中。その中で帰国するというのは極めて異例です。本田サイドは『左足首の治療のため』と説明していますが、違和感は拭えませんでした」

じつはこの本田欠場にはナゾが多いとされている

本田は一一年八月に右ヒザの半月板損傷で欠場、手術した過去がある。リハビリを経て復帰、完治したものと思われていたが今年に入って本田は再び調子を崩す。ただ、原因については、「古傷の右ヒザの調子が悪い」、「左足首が悪い」など報道における情報も錯綜。さらには所属クラブのスルツキー監督が「インフルエンザの合併症だ」と〝新説″を唱えはじめるなど、何が真相なのだかわからない状態になっていたのだ。「本田はもう一カ月半以上も試合に出ていない。仮に足のケガならば日本よりも、以前本田が半月板損傷のリハビリに使っていたバルセロナのほうが治療環境はいい。何か別のトラブルがあるのではないかという見方が根強くあるのです」

前出のJリーグ関係者がこう指摘する。「体の頑丈さが売りだったはずの本田が、今年になってから発熱や腹痛などケガ以外の理由でも試合を欠場することが多くなっていた。実はサッカー関係者の間ではこうした体調不良は、彼が受けたレーシック手術の後遺症が原因なのではないかという疑惑が囁かれているのです」

はたして本田の不調は、レーシック手術に原因があるのか。レーシックに詳しい眼科専門医師に本田のテレビ映像を見てもらった。「本田選手の眼を見ると左瞼が下がる『眼瞼下垂』の症状が出ている。これが視力のせいなのか、他に原因があるのかは診察しないと判断が難しい。一般論で言うと、レーシック手術で二・〇は視力を出しすぎで〝過矯正″の可能性がある。二・〇の度数に合わせた眼鏡をかけると頭が痛くなるのと同じで、体調に悪影響が出ることはありえます」レーシック手術の後遺症の発生は、術後すぐに出るケースもあれば、何年もして出るケースなど様々。術後は順調でも、過矯正による眼精疲労から腹痛や体調不良等に発展するケースもあり、本田もそれに当てはまる可能性はあるという。後遺症に悩む患者の一人である山田功さん(仮名・二十代)は「本田選手の顔つきほ、自分のときの症状と似ている」と語る。「私の場合は過矯正のせいで、瞳孔が開いたように見え、眼の位置が不自然になるという症状が出ました。医者からは、レーシック手術の影響で視軸がずれていると診断され、眼球が飛び出してくるような異常な痛みに苦しみました。特に夜のライトを見るのが苦しかった。本田選手のインタビューも夜にライトの中で行われていたので影響があったのかもしれません」

本田圭佑レーシック難民

2ちゃんねるを中心に本田圭佑騒動は続きますが、
2013/04/29 本田圭佑のレーシック受けた目がどんどん酷いことになってるんだが
2013/05/01 【レーシック手術失敗疑惑】本田圭佑選手の目が、どんどん酷くなってきてる…
2013/05/01 レーシック難民と疑われてる本田圭佑のラトビア戦の衝撃画像 目に光がない
2013/05/22 本田圭佑のレーシック受けた目の最新画像…どんどん酷いことに…

並行して、2つの事件が起きたため、インターネット上でレーシックが危険だという認識が一気に広まります。一つ目は5月8日に自殺者が出たという記事がぴろり速報に掲載されたことです。2013年4月5日に福岡市天神にあるレーシッククリニックでレーシック手術を受けた山口県在住の男性が、手術に失敗したことを苦にして4月末に自殺します。

【非常事態発生】レーシック難民に自殺者が出てる模様

また、2012年1月28日に名古屋の品川近視クリニックでレーシック手術を受けた直後から不調を訴えている男性が、その後の目と体の不調をブログに載せていたところ、品川近視クリニックがその男性に対し、損害賠償請求の行使のための情報開示請求を起こしたことがハムスター速報に掲載されます(2013年6月4日)。

レーシック難民が品川近視クリニックの弁護士からブログ削除しろ!損害賠償請求するから氏名や住所等を開示しろと言われている事が発覚→理由は名誉権の侵害

三谷英弘議員現る

そんな中、レーシック難民に救世主が現れます。みんなの党の三谷英弘衆議院議員です。三谷議員は週刊文春の記事を読み、4月11日の消費者問題特別委員会(衆議院)でレーシック問題を取り上げます。すると、厚生労働省と消費者庁がレーシックの実態を把握していないことが明らかになり、彼は「レーシック難民を救う会」のメンバーと接触をし、レーシック難民に対して何ら救済策がなされていないことを目のあたりにします。

そのため、三谷議員はレーシック難民を救う会のメンバーと協力して、消費者庁に提出するための被害情報を集めます。すると54件もの被害者情報が短期間で集まります。9月24日に三谷議員と「レーシック難民を救う会」の吉岡氏は厚生労働省と消費者庁を訪れて被害情報を提出し、レーシック後遺症に関する実態把握を進めるよう申し入れを行います。

ちなみにこの調査で54件中30件以上の被害報告が一つの病院に集中していたことも明らかになりますが、なぜか「救う会」は、それが冨田実眼科医(現・冨田実アイクリニック銀座院長)が副院長を務める品川近視クリニックであることを公表することを控えます。

9月24日以降2ヶ月間程、レーシック騒動は鎮静化します。週刊文春が6/20号で本田圭佑はバセドウ病ではないかと報道したことで、本田騒動も収まります。
本田圭佑、レーシック手術失敗に代わる新たな病気の疑惑浮上…W杯出場への影響は?

「救う会」は10月に入って新たに得た13件のレーシック被害報告を消費者庁に提出しようとしたところ、受け取りを拒否されます。そして11月になっても厚生労働省と消費者庁に動きがなかったため、レーシック難民の間で不安が高まります。三谷議員が動く前からレーシック被害を何度も陳情し、その度に無視された過去があったため、今回も消費者庁は動かないという絶望感と共に、消費者庁はレーシック業界と裏で組んでいるに違いないという荒唐無稽な陰謀論を唱える者も出てきます。

しかし11月30日に新たな情報が届きます。消費者庁が数日後に行動を起こすという情報です。消費者庁は三谷議員らの陳情を受け、内密に民間の調査会社に依頼して600人のレーシック手術を受けた人にアンケート調査を実施します。するとその中の4割の人が何らかの後遺症を訴えていることが判明し、レーシック被害の深刻さに驚いた消費者庁は緊急に記者会見を行う決定をします。そして12月4日に消費者庁はレーシック手術を安易に受けないよう注意喚起をします。

レーシック手術を安易に受けることは避け、リスクの説明を十分受けましょう!-希望した視力を得られないだけでなく、重大な危害が発生したケースもあります-

この消費者庁発表を受け、日本眼科医会は当日に消費者庁報告を「重要」情報として掲載、同様に日本眼科学会も「最新のお知らせ」欄に初めて「重要」事項として消費者庁のレーシック注意喚起情報を載せます。また医療問題弁護団はレーシック被害者救済のために集団訴訟を行う決定をします。

この2013年12月4日の消費者庁発表はレーシック業者に甚大なダメージを与えます。消費者庁を動かしたのは三谷議員とレーシック難民を救う会の申し入れですが、救う会はそれ以前に何度も省庁に陳情したにもかかわらず無視された事実を鑑みれば、三谷英弘議員の存在は計り知れないものがあります。三谷議員がレーシック問題に関わらなければ消費者庁がレーシック注意喚起をすることもなく、医療問題弁護団がレーシック後遺症に関して集団訴訟をおこなうこともなかったでしょう。

三谷議員がレーシック問題に関心を示したきっかけは週刊文春の記事です。おそらく本田圭佑の報道がなかったとしても、三谷議員はいずれレーシック被害の実態を知ることとなっていたでしょう。しかし、タイミングが変わればその後の展開も全く変わります。三谷議員が属するみんなの党は2013年夏以降、党内で渡辺喜美と江田憲司の間の対立が激化し、12月には江田派ら衆参議員14名が離党します。三谷議員の渡辺党首への忠誠が揺らぐことありませんでしたが、2014年11月21日の第47回衆議院議員総選挙で落選してしまいます。みんなの党の内紛が大きくなった後からでは、三谷議員もレーシック難民のためにこれほどまでに活発に動くことはできなかったでしょう。

その意味でレーシック問題を浮き彫りにした最大の功労者は三谷英弘衆議院議員とともに、皮肉ながらレーシック業者側に立った本田圭佑といえます。彼がエイベックスの言われるがままにSBC新宿近視クリニックの広告塔になることに同意しなかったら、その後の展開はまったく変わったものになったはずです。

では本田圭佑は本当にレーシック手術に失敗したのでしょうか。

本田圭佑のレーシック手術失敗疑惑の真相

私は、それはないと思います。彼はレーシック手術に失敗していません。2013年頃から顔の表情が変わったのはレーシックではなくてバセドウ病のせいです。

本田圭佑がレーシック手術に失敗するわけはありません。

だって、彼はレーシックをしていませんから。

「本田圭佑 sbc新宿近視」の画像検索結果
2013年秋にSBC新宿近視クリニックで撮影

2012年6月、本田圭佑はFIFAワールドカップ予選を3試合こなします。埼玉スタジアム2002で対オマーン戦(3日)、対ヨルダン戦(8日)ともに本田は得点を上げた後、オーストラリアに行き12日にブリスベンでオーストラリアと対戦します。試合後すぐに日本に帰国しますが、20日には所属のCSKAモスクワ合流のためロシアへ発ちます。レーシック手術を受けたとされるのは6月中旬なので2012年6月13日か14日のいずれかで手術を受けたことになります。

日本を代表するエースがさらなる力を得た。強靭なフィジカルと卓越したテクニックでゴールを決める本田選手だが、以前より視力の低下を実感。そこで6月中旬、SBCメディカルグループが展開する視力矯正専門院「新宿近視クリニック」にて、これまで興味を持っていたというレーシック施術を受け、視力の完全回復に成功した。http://kyousoku.net/archives/9411700.html

しかし、本田選手はSBC新宿近視クリニックとタイアップしてこのクリニックの広告塔になったにもかかわらず、2012年6月中旬に本田がSBC新宿近視クリニックの手術室に入ったことを示す写真が一つも公開されていません。

手術後1週間程度は安静しないといけないのに本田選手は活発に全国を回ります。6月15日には大阪市東淀川区にあるソルティーロファミリアサッカースクール井高野校を訪問し、サッカー少年にサッカー指導。

翌16日には再び関東に戻り、千葉県成田市中台の中台運動公園陸上競技場でソルティーロファミリアサッカースクールのイベントにまた参加します。

本田圭佑サッカースクール

翌17日には、今度は金沢市の開設された人工芝サッカー場「本田圭佑クライフコート」を訪れ、始球式を行います。

「本田圭佑がクライフコートのオープニング式典に出席 金沢 2012年6月」の画像検索結果

SBC新宿近視クリニックでは手術翌日と1週間後に術後検診があるはずなのに、本田圭佑はレーシック手術を受けたはずの日から一週間も経たずに日本を去り、チームに合流し、7月21日の開幕戦に出場します。

レーシック手術一か月後にサッカーの試合に出場?

SBC新宿近視クリニックではレーシック手術を受けて一ヵ月間は球技をしないように注意しています。

スポーツはいつから可能ですか?汗をかかない程度の運動は2~3日後から可能です。
汗をかくようなジョギング、ゴルフなどの軽い運動は1週間後から可能です。
球技やマリンスポーツなどは1ヶ月後から可能です。
いずれもしばらくは目をぶつけないように注意してください。
https://www.sbc-lasik.jp/faq/#faq16

他のレーシッククリニックも同様です。神戸神奈川アイクリニックは
ジョギングなどの軽いスポーツは手術後1週間から可能です。
水泳は2週間、格闘技や球技は最低1ヵ月程度お控えください。
と説明。http://www.kobe-kanagawa.jp/faq/note_after/000204/

品川近視クリニックも「スポーツはいつ頃からできますか?」という質問に対して「施術1週間後より軽い運動(ゴルフ・ジョギング等)程度なら可能ですが、激しいスポーツ(サッカー・野球・水泳・ダイビング等)は1ヶ月後からになります。」と返答しています。http://www.shinagawa-lasik.com/qa/

2012年には稲本潤一選手もレーシック手術を受けていますが、彼は1月のオフ期間を利用しています。本田選手はシーズンがスタートする一か月前に手術をしたため、手術1週間後にチームメートと合流しても一緒に練習することできず、何ら準備できないまま開幕戦を迎えないといけなかったわけです。

本田圭佑選手が本当にレーシック手術をうけたのであればの話ですが。

次回

このようにレーシックビジネスの歯車は2013年を境に一気に狂います。それは票にもならないことに尽力を注ぐ奇特な衆議院議員が現れたためですが(失礼)、そのきっかけを作ったのは医療広告ガイドラインを違反してプロサッカーのスター選手を広告塔に起用した湘南美容外科系のレーシッククリニックです。そして、桶屋が損をする「風」となったのは新宿近視クリニックに悪魔の取引を持ちかけたエイベックスだったわけです。

次回は「レーシックビジネスの崩壊─坪田一男と竹内薫」です。2008年に銀座眼科の集団感染事件が起きると、慶應義塾大学教授の坪田一男の主導で「安心レーシックネットワーク」が発足され、事件の余波が拡大することを防ぐのに成功します。しかし、「2013年12月4日」危機では対応を見誤り、消費者庁バッシングを始め、レーシック難民の存在さえも否定します。そうすることで、美容外科系のレーシッククリニックばかりに向けられていた不信感はレーシック医師全体に広がり、レーシックビジネスは崩壊します。そこでの中心人物が坪田一男と科学ジャーナリストの竹内薫の2人です。

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